スマートテレビ(Android TV)に変えてみた理由と使ってみた感想

家電

先日、これまでちょうど10年使っていた液晶テレビが壊れました。
それまで問題なく見れていたのですが、視聴中に突然「バチッ」とかいう結構大きめの音とともに、電源が入らなくなってしまいました。

もう10年も経っていることだし、買い替えということにしました。

どうせならスマートテレビにしようと思った

とくに必須ではないのですが我が家ではYouTubeAmazon プライム・ビデオNetflix(ネットフリックス)をはじめとするVODサービスを使うことが多く、最初からこれらのサービスを内蔵している方がちょっとだけ便利だと思ったというのがあります。

今まではAmazonのFireTVを外付けしてこれらのサービスを使用していました。
Fire TV Cubeを外付けでつければ、ほぼスマートTV+スマートスピーカー(Alexa)になっちゃうので、普通のテレビ+これでもいいかもしれませんね。

それと、普通のテレビとスマートテレビとの価格差も小さくなりましたよね。

そんなわけで、せっかくだからということでスマートTVにしてみたんです。

選んだのはSHARP AQUOS 4T-C50CL1

50インチにしたのは単に設置スペースの問題です。
これまでは52インチのテレビだったのですが、設置スペースに置いたときにちょっとアンバランスだったので、一回り小さいものにしたかったんです。ベゼル(画面の外枠)も最近のものは狭くなっていることもあり、幅にして10cmくらい小さくなりました。
※ 視聴する分には大きいほうが良さそうですが、視聴していない時間のほうが遥かに多いので、我が家では「見ていない時」の見た目をすこし重視しました。

実は後に述べる理由で、メーカーはSHARPの一択だったのですが、一応他のメーカーもチェックはしました。

AQUOS CL1と比較対象になりそうなもの(実際に現物を見て比較したもの)は以下辺りかと思います。

  • SHARP AQUOS CN1
  • Sony BRAVIA X8500H
  • Panasonic VIERA GX755

まず同じSHARPの上位機種であるCN1ですが、たしかに並べてみるとCL1より黒の締りがよく(黒がより黒く見える)、全体的にはっきりした画像に見えます。動きのあるシーンの残像感も確かにCL1より少ないです。

ただ、これは並べてみたから目立つだけで、自宅で見る分にはどちらでも問題なさそうだと思い、価格差(2~3万円)の価値までは見いだせませんでした。

BRAVIAとVIERAについては、AQUOSよりも鮮やかな色づくりで、僕にとってはちょっと違和感のあるものでした。
※ AQUOSも違和感はありましたが、ほかの2社のものよりはマシだと感じました。

これは僕の好みがあまり普通じゃないだけです。多くの人にとっては、BRAVIA, VIERAのほうが「キレイ」と感じると思います。
僕は画像処理関連の仕事をしていたことがあり、たぶんそのせいで「人工的な」色合いに違和感を感じてしまうんだと思います。例えば、花が赤すぎるとか空が青すぎるとか。。

解像感はBRAVIAが良かったです。
低反射ディスプレイの宿命なのかもしれませんが、AQUOSはダメでしたね。

ちなみに、これは自宅で見てから気がついたのですが、AQUOSのアップコンバートはシーンによっては気持ちが悪いくらいエッジを強調しすぎてしまうようです。
特に人物の輪郭等はいくらなんでもやりすぎだと感じることがちょいちょいあります。昔の合成画像みたいになっちゃうんです。
※ エッジを強くすることで、例えば髪の毛の1本1本が見えるような気になるなど、一見解像感が上がったように見えるのですが、AQUOSはその加減が悪くなるシーンがあるように感じました。

とはいえ、これは各社のテレビを並べてみたときに感じたことであり、画質に関しては自宅で毎日見ていればすぐにそれが普通に見えるようになってしまうと思うので、そんなに気にはしていません。
少なくともこれまで見ていた10年前のテレビよりは遥かに良くなっています。

音についてはわかりません。現物は家電量販店でみたので、音まではちゃんと聞けませんでしたし、そもそもテレビの音質に関しては僕にこだわりはありませんので。
自宅で聞いてみたところ、音質についてもAQUOS CL1が10年前のテレビ(これもAQUOS)よりかなり良くなっているのは確かです。

なぜSHARP一択だったのか?

これは、テレビ本来の性能である画像や音声の質には関係ないことなんです。

テレビがSHARP縛りである理由は、SHARPだけが「アウトスクリーン字幕」表示ができるからなんです。

まず、普通の字幕って、例えばこんなふうに表示されます。

オンスクリーン字幕

大事な場所が字幕で隠されちゃうことがあるんですよね。これが我が家ではNGなんです。

それに対して「アウトスクリーン字幕」というのは、字幕を出す際に画像に重ならないよう、少し縮小した画像の上か下に字幕を表示するというものです。

アクオス アウトスクリーン字幕

これは下側に表示した際の写真です。画像は縮小表示になるのですが、ちゃんと見えるし字幕もずっと読みやすいですよね。離れたところから見ると読み易さにかなり違いが出ます。

SonyもPanasonicも字幕は画像の上に重なって出てきます。こればかりは10年前から変わりません。

多くの人には関係ない、字幕の機能ですが、我が家では多用しています。
例えば、朝キッチンで朝食の用意をしながらニュースを見るときなど、音声だとキッチンの音にかき消されて聞こえないんですよね。かといって大きい音にするのも嫌だし。。

そういうときなどに字幕を表示するのですが、これが映像に重なってしまうのが嫌なんです。

ときにはドラマを見るときですら字幕を使ったりするのですが、そんなときに映像の上の字幕はちょっとダメなんです。
洋画などのように、はじめからついている字幕ならまだ良いのですが、リアルタイムで表示される字幕って、とんでもないところに被せられたりするんですよね。

というわけで、他メーカーがアウトスクリーン字幕に対応しない限り、我が家のテレビはSHARP縛りが解けないんです。。

AQUOS CL1の良いところ・悪いところ

まだ数日ですが、使ってみて良いと思った点・悪いと思った点について書いていきます。
※ なにか出てきたら今後随時更新していきます。

今の所は、総じて満足度は高く、AQUOSにしておいてよかったと思っています。

良いところ

android tvが使いやすい

これはAQUOS CL1だからというよりは、android tvだからなので、ソニーのBRAVIAも同じだと思います。

我が家は普段遣いのスマホはAndroidで、Google Home(Google Nest HUB)も使っているので、android tvとは相性がいいです。

難しい設定もせずに、Google homeに組み込むことが出来ました。(初回起動時の設定ウィザードもわかりやすかったです)WiFiの設定すらスマホの設定を自動でコピーしてくれました。

Googleのスマートスピーカー(google Nest HUB)から音声でテレビの操作も出来ますが、これはおもちゃです。
普通にリモコン、あるいはスマホに入れたリモコンアプリを使うほうが手っ取り早いですね。

低反射パネル

これは解像感とのトレードオフになっているかもしれませんが、シャープのテレビに慣れてしまっている僕には、反射が大きい(画面に部屋や自分が映り込みやすい)パネルは使えないです。

せっかくきれいな画質のテレビでも、特に暗めのシーンなどで部屋の中や自分の姿が写り込んでしまうともうそこばかりが気になっちゃってダメなんです。
窓や照明の映り込みで画面が見にくくなるなんて論外ですね。

ただ、今回購入したテレビは、低反射とはいえ10年前のAQUOSよりちょっとだけ反射が大きいように思います。

リモコンがいい感じ

たまたまですが、我が家でよく使う、YouTube, Prime Video, Netflixの専用ボタンがあります。

アクオス リモコン

下半分の白いエリアにYouTube, NETFLIX, prime videoのボタンがあります。
そして、我が家では使っていないHuluやらなんやらのボタンがありません!!

これらのアプリをボタン一つで開けるようになったのは快適です。
VIERAはアプリ一覧から選択して起動というステップが必要で、逆にBRAVIAは僕にとっては不要なアプリのボタンが多すぎるんです。
AbemaU-NEXTはちょっと興味あるのですけどね。。いろんなアプリを試したくなってしまうのは良かったのか悪かったのか。。

十字キー/決定キーが下の方についているのも使いやすいです。

悪いところ

Google Family Linkで管理している子供のアカウントを登録できない(?)

これはandroid tvの仕様なのかな?

Googleのファミリーリンクで管理している子供のアカウントを登録できません。実際には登録はできるのですが不具合を引き起こします。

実際に登録してみると、まずアカウントの同期が出来ません。(Googleアカウントの関連情報をテレビが取得できません)

そして、そのアカウントでログインできません。
ログインしようとするとなぜか「アップデートを確認しています」みたいなことを言い出して、しばらくするとエラーで終了します。
その後は裏で同じことを繰り返しているのか、定期的にエラーのメッセージが出てきます。普通にテレビを視聴していても、いきなりエラーの画面に切り替わります。

ちなみに、そのアカウントをファミリーリンクの管理から外せば正常に登録もログインも出来ます。

ファミリーリンク管理下のアカウントを使えないのはandroid tvの仕様ならそれはいいのですが、それで変な動きをしてエラーだとか言い出すのはもう不具合ですね。
まあ、ソフトの問題のように思われるので、そのうち修正されることを期待します。

僕はまだ子供アカウントはファミリーリンクで管理したいので、今はアカウントの登録をしないでいます。

まあどうでもいいところ

スマホのリモコンアプリの機能がちょっとしょぼい

AQUOSは「AQUOSコネクト」っていうリモコンのアプリでも操作できるのですが、このアプリでできるのはかなり基本的な操作だけです。

せっかくスマホアプリにしているんだから、もうちょっと気の利いた機能があっても良かったのに。。

インストールしてみましたが、リモコンが見当たらないときくらいしか使わないと思います。

大型家電を始めてネットで購入した

僕はこれまで、比較的高価な家電は家電量販店で購入していました。

今回もそのつもりで家電量販店まで見に行ったのですが、結局アマゾンで買いました。買い替えの理由がテレビが壊れてしまったことなので、できればその日のうちに交換したいと思っていたんです。

店まで行っときながら結局ネットで購入するというのも後ろめたい感じもしますが、かなり価格が違ったんですよね。。

そして、僕がこれまで家電量販店で購入していた大きな理由である、保証等のアフターサービスについても、調べてみたらネット通販でも対応していることがわかりました。

基本的に、僕は(少なくともアマゾン自身が販売している商品に対する)アマゾンのサポートは良いと思っています(サポートが良いと言うか、何かあったらすぐに聞かずに交換なり返金してくれる)し、オプションで5年保証もつけられるんですね。

ちなみに5年保証は3,900円でした。これは安いと思います。

翌日には届きましたし、壊れたテレビの回収(オプションで1650円+リサイクル料金)もしてくれましたし、僕は頼みませんでしたが+100円で設置・設定のサービスもつけられます。

これはもう、家電量販店より安くて同じようなサービスがあるということになっちゃったので、今回はアマゾンでの購入にしたということです。

※ 上記サービスがあるのは、販売者がアマゾンの場合です。他の業者がアマゾンで販売している場合はわかりません。

今回は、特にこの製品について購入時のアマゾン価格が低かったというのがあります。
ちょっとくらいの違いなら僕はやっぱり安心感のある近所の量販店で買っちゃうんですけど…

家電量販店も、実際に価格を聞くとネット通販並みか、ポイントたくさんつけて実質安くなっていることとかがあるんですけどね。

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