話題になっていた楽天モバイルの一年無料キャンペーンが先日終了してしまいました。
僕はそのキャンペーンが終了する1週間ほど前に滑り込みで申し込みをしました。
それから2週間ほど使い、メリット・デメリットも見えてきたので本記事で紹介します。
(エリア内の人は)3ヶ月無料のうちに加入すべき理由
まず、楽天モバイルにしたほうが良いかどうか、人それぞれによって違いがあると思います。
おそらく一番気になる点は、自分の行動範囲内でも回線対応状況が十分かどうかということですよね。
対応エリアの目安は楽天モバイル公式の通信エリア情報で確認できますが、これだと正確なところはわかりません。
※ 僕の場合はパートナー回線でも問題ないので継続して使用しています
このように、実際に使ってみないと通信可能かどうかはわからないと思いますが、3ヶ月もあれば自分の活動圏内でどの程度使えるかを確認するには十分ではないかと思います。
自宅周辺はもちろん、学校・会社やその通学・通勤経路等や休日の行動範囲等、3ヶ月もあれば自分の活動圏の大部分はカバーしてしまうと思います。
そこで、回線の繋がり具合やデータ通信の消費量を確認すれば、無料期間の終了後も継続できるかどうかの判断は出来ますよね。
楽天モバイルは最低利用期間も契約解除料もないので、ダメだったらやめればいいだけですしね。
ただし、以下の場合は3ヶ月無料にはなりません。(本記事執筆時点)
- 1回線目以降の契約
- 1年無料を適用している場合
もちろん、通話料やオプションに入っていればそのオプション料は別途必要です。
最新の情報は楽天モバイル公式サイトで確認してください。
僕の行動範囲での対応状況
自宅周辺はパートナー回線
先にも述べましたが、楽天モバイル公式の通信エリア情報を見る限り、僕の自宅周辺は思いっきり楽天回線エリア内なんです。
にもかかわらず、自宅周辺ではほぼ「パートナー回線」にしか繋がりません。
楽天モバイルが提供するサービスエリアは、楽天自身の基地局を利用する楽天回線とパートナーの基地局を利用するパートナー回線があります。
ここで、パートナーはauのことなので、楽天モバイルの場合は楽天独自+auのエリアが利用可能ということになります。
※ 楽天回線につながるようになったエリア(拡大中)は、順次auのサービスを停止していくそうです(すでに一部エリアでは停止済み)
パートナー回線の場合の制限は、高速データ通信が1ヶ月で5GBまでということです。バートナー回線で5GB使用すると、その後は128kB/secの低速通信しかできなくなります。
※ もちろん楽天回線ではこの制限はありません。
月々のデータ使用量が5GBを超える人の場合は、この楽天回線とパートナー回線の違いに注意する必要がありますね。
ところで、僕の場合は月々のモバイル通信でのデータ使用量は2GB程度しかないので、回線が楽天かパートナー7日については気にする必要がないわけなんですね。
モバイル通信を使うのは主に通勤電車内になりますが、用途はせいぜいWeb閲覧くらいで、動画を見たりゲームをしたりすることもありません。
通勤電車もパートナー回線
僕の場合、通勤はほぼ地下鉄です。そもそも電波が通じにくい環境なのですが、パートナー回線は問題なく繋がります。
※ 地下鉄はほぼ都心のど真ん中を通るルートです。
楽天回線は地下鉄内ではほぼダメですね。電車をおりて地上に出れば楽天回線になる場合が多いようですが。
人の多いところ(駅・オフィス街・ショッピングモール等)は楽天回線
会社周辺(オフィス街)や駅近く、ショッピングモール等では楽天回線になることがほとんどでした。
会社のビル内は楽天回線だったりパートナー回線だったり
まだプラチナバンド(障害物があっても繋がりやすい周波数の電波)がない楽天モバイルの場合、建物内などでは繋がりにくくなります。
僕の場合は、会社のオフィスでそれがよくわかりました。
窓に近いところでは楽天回線になりますが、窓が見えないような奥まったところではパートナー回線になる傾向があります。
ちなみに、僕は窓際族なので仕事中はほぼ楽天回線です…
その他の場所
休日出かける際の移動中などにもちょいちょい確認してみましたが、楽天エリアないとなっている場所でもパートナー回線になることがかなり多い印象です。
現状ではマップ上では楽天エリアとなっているところでも、まだまだ穴だらけのように思いました。
とはいえ、auのエリアがしっかりしているので、パートナー回線でも良い場合はまったく問題ないですね。
通信速度は?
これは測定したわけではありません(測定しようと思うようなこともなかったので)が、楽天回線でもパートナー回線でも僕の用途ではまったく問題ありません。
これまではIIJ mio(docomo回線版)でしたが、これは混み合った駅や通勤電車内だとweb閲覧でも遅くなることがあったのですが、それは全くなくなりました。
ためしに動画も少し見てみましたが、楽天回線・パートナー回線のいずれも普通に見れました。
もしかしたら、コロナのせいで人が減っている(特に通勤電車は以前ほど混まなくなりました)せいもあるかもしれませんが…
※ 体感的にはすくなくともIIJ mioよりは速いです。
楽天モバイルはメインとして使えるか?
僕の環境(行動範囲)ではメインとして使えると思いましたし、使っています。
ただ、これは人によるでしょうね?
やっぱり問題はサービスエリアです。エリア内でもまだまだ穴だらけ(パートナー回線になる場所が多い)なので、月に5GB以上使いそうな人は要注意です。
僕みたいに月に5GBなんて使わないよって人はいいのですが、そうでなければ無料期間を活用して、問題ないかどうかを実際に確認するほうが良いと思います。
— 楽天モバイル公式サイトをチェック —
パートナー回線が終了したら?
もう一点、気になるのはパートナー回線をいつまで使えるかということになると思いますね。
実際、東京都では(楽天回線エリアになっているので)2021年3月でパートナー回線を終了したことになっています。
ただ、実際には完全に終了しているわけではなく、まだパートナー回線になる場所は多いようです。
※ まだ穴だらけなので完全に終了したら大変な騒ぎになりそうですし、さすがにもっと穴を埋めてからにしないと厳しいでしょうね。
僕などは自宅が楽天回線エリアにも関わらずパートナー回線でしか使えないので、この状態のままパートナー回線が終了したらもうまったく使えなくなります。
ただ、楽天モバイルのいいところ(?)は、契約期間の縛りもなく、解約料金もないので、そのときはさくっと他に乗り換えができるということですね。
サブとしてdocomo回線の格安SIMがあっても良いかも
エリアの狭さや、ちょっとした穴(圏外の場所)がある楽天モバイルの場合、サブとして例えばdocomo回線のsimを持っておくのもいいかもしれません。
実際僕の場合、キャンプを趣味としているのですが、キャンプ場があるような場所だとau回線すら厳しい場合があります。(それでも最近はかなり使えるようになりました)
キャンプとはいかないまでも、現状のエリアでは楽天モバイルだけだとつながらないケースはまだありそうです。
僕の場合、スマホの他にタブレットも所有していて、そちらにはデータ専用SIMを入れています。
楽天モバイルがつながらないエリアでも、docomoやSoftBankが使えるようであれば、サブ機をテザリングすることで楽天モバイルのスマホにWiFi接続できますね。
ここで、楽天モバイルの通話アプリ「楽天Link」は、WiFiのみでも通話可能なので、docomoあるいはSoftbank回線などにつながっているサブ機経由で通話ができるようになるわけです。
というわけなので、サブのSIMはデータ専用でよく、普段はモバイルデータも消費しない(通常は楽天モバイルのメイン機のテザリングでWiFi接続)ようにすれば、通信量も少なくて済みます。
サブのデータ通信SIMは何が良い?
最近の各キャリアの価格改定の波に押されて、格安SIM各社もこぞって価格改定をし、かなり安いものが出てきました。現状では、例えばnuro mobileの3GBプラン(データ専用SIM)あたりがかなりいいと思います。
本記事執筆時点(2021.4)では群を抜いた安さです。
僕は当面楽天モバイルを使いますが、今後のエリアの状況次第ではこっちに乗り換えるかもしれません。
楽天モバイルUN-LIMITユーザーなら楽天ひかりは一年無料
楽天UN-LIMITのユーザーは楽天ひかりが一年無料になります。
※ こっちは契約解除料が必要ですのでご注意ください。
1年無料は本記事執筆時点の情報です。詳しくは公式サイトで確認してください。
一年無料なのは大きいですね。しかも一年経った後でも、多くの人はフレッツ光(1Gプラン)よりも安いですし。。
※ 大きな集合住宅(加入者数が多く見込める集合住宅)の場合はフレッツのほうが安いです。
ちなみに、本記事執筆時点では(僕が契約したときも)NURO 光は1年間980円(あるいは他のキャッシュバック特典を選ぶこともできる)で使えます。
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