レンタルサーバーを比較した結果ConoHa WINGにした

PC関連

これまで当ブログでは、さくらのレンタルサーバーを利用していたのですが、少なくともWordPressを運用するにはちょっと遅いということもあり、レンタルサーバーの乗り換えを検討しました。

いろいろ調べた結果の結論を言うと、ConoHa WINGに変えました。

当記事では、いくつかのレンタルサーバーを比較した結果、なぜConoHa WINGにしたのか、その理由を説明します。

レンタルサーバーを変えようと思った理由

僕は当ブログとは別にキャンプブログ(カニキャンプ)を書いていて、自分ではそっちがメインブログのつもりなんですが、このブログの一部のページが、しばらく前からグーグルのサーチコンソールで「CLSの問題」っていうのがあるっていう指摘をされるようになりました。

 

 

これについては、グーグルアドセンスの自動広告が主な原因なのは分かっているのですが、自動広告をやめるのも面倒だし、とりあえずその前にサーバーを速いものに変えてみようと思ったわけです。

候補はエックスサーバー、mixhost、ConoHa WINGの3つ

ワードプレスを運用することを主な目的(今後ワードプレス以外でも個人的にちょっと使う予定あり)として、メジャーどころの3つが候補になりました。

エックスサーバーはWordPress専用のwpX Speedも提供していますが、僕の場合WordPress以外にも使う可能性が高いので候補から外しました。
他にもいろいろなサービスはありますが、まあワードプレスでの利用者が多く、かつ評判が高そうなものから選んだ結果です。
以前は自宅サーバーを運用していたこともあり、VPSも考えました。
※ 調べてみると、最近はVPSも安いので驚きました。
ただ、やっぱりVPSだとメンテなどが面倒なのでこれも候補から外しました。自宅サーバーをやめたのもメンテが面倒だったからなんです。
ここからは、これまで使用していたさくらサーバーと、上記3つのレンタルサーバーについて比較してみます。

各サービスを比較

基本的に僕のブログは訪問者も少なく、サーバーに求めるスペックは全然高くありません。

帯域やストレージ容量などは、今の所どこを選択しても余裕なので気になりません。なので、基本的には各サービスの中で、一番ベーシックなプランで比較してみます。

価格比較

調査時点(2021年2月)の時点で、各サービスの利用料金は以下となっています。

レンタルサーバープラン価格価格ページ
さくらサーバースタンダード436.5円プラン比較(公式)
エックスサーバーX101,000円料金表(公式)
mixhostスタンダード980円料金表(公式)
ConoHa WINGWINGパック ベーシック810円料金表(公式)

※価格は、12ヶ月契約した場合の1ヶ月あたりの価格です。

各社キャンペーンなどをしていたりするので料金はそのときによって変わります。(実際に本記事執筆時点では、mixhostはキャンペーンにより上位プランのほうが安くなっています)現時点での価格は公式ページで確認するようにしてください。

価格だけではダントツでさくらサーバーが安いですね。これからブログを始める場合で速さをそこまで追求しないのであれば、さくらサーバーで十分(というかこれが良い)かもしれないと思います。

その他3社(僕の場合はこれらから選ぶ前提)はだいたい横並びです。若干ConoHa WINGが安いくらいですね。

速度・安定性

速度については、エックスサーバー、mixhost、ConoHa WINGそれぞれNo.1を謳っています。各社とも自社に有利な条件・環境で速度を比較しているのでそうなりますよね。

安定性は比較する基準もないので各社の公式サイトを見ただけではよくわかりません。

これら、僕が最も重視するところなのですが、公式サイトから判断するのは難しそうです。

評判

速度や安定性について、各社の公開している情報で比較するのはあまり意味がなさそうなので、これは実際に使っている人の評価を頼りにしてみます。

とはいえ、ネット上の情報はちゃんと使った上で評価している人や、単なる広告(アフィリエイト)目的であろうと思われる提灯記事のようなものまで玉石混合です。

そんなわけで、僕は以下のようなやり方で比較してみました。

レンタルサーバーを移転した人の数を比較

例えば、さくらサーバーからエックスサーバーに移転した人と、逆にエックスサーバーからさくらサーバーに移転した人の数を比較してみます。

もしさくらサーバーからエックスサーバーに移転した人のほうが多く、みなさんが結果に満足しているようであれば、”エックスサーバーの勝ち”みたいな感じです。

具体的には以下の方法で調べました。

  1. 例えばさくらサーバーとエックスサーバーの比較の場合「さくらサーバー エックスサーバー 移転」でgoogle検索をする
  2. 検索上位50サイトを確認し、さくら→エックスあるいはエックス→さくらの移転を実際にした人をカウントする
  3. 移転の結果に満足しているかどうかをチェックする

僕の主観になってしまいますが、本当に自分が移転したかどうか疑わしい記述のサイトや明らかな広告ページはカウントしていません。

それでは、上記調査の結果を表にまとめます。

移転方向人数移転結果
満足不満記載なし
さくらサーバー → エックスサーバー238015
エックスサーバー → さくらサーバー2002
さくらサーバー → mixhost15807
mixhost → さくらサーバー0000
さくらサーバー → ConoHa WING4301
ConoHa WING → さくらサーバー0000
エックスサーバー → mixhost12408
mixhost → エックスサーバー3003
エックスサーバー → ConoHa WING122010
ConoHa WING → エックスサーバー0000
mixhost → ConoHa WING1001
ConoHa WING → mixhost0000

※ 調査を行ったのは2021年2月上旬の1週間くらいの期間です

結果ですが、さくらサーバーからは流出していく人が圧倒的に多く、その次にエックスサーバーからmixhostやConoHa WINGへ移転していく流れとなっています。

この結果を単純に見れば、mixhost、ConoHa WINGが良いようにも見えます。

単に歴史の浅いレンタルサーバー(ConoHa WINGやmixhost)から移転(流出)している人がまだ少ないだけの結果とも取れます。なので、上の表が必ずしもレンサルサーバーの優劣を表すものだとは思えないです。

 

その他評価

この調査を通して、僕は数百以上のサイトを確認したと思います。

定量的なデータは示せませんが、その中で信憑性がありそうだと感じた評価や僕が持った印象は以下のようなものです。

  • さくらサーバーより、エックスサーバー/mixhost/ConoHa WINGのほうが速い。これは体感できるレベルの差がある。
    • 追記 : これは僕の実体験として、さくらサーバーからConoHa WINGにWordPressを移転したところ明らかな速度差がありました。
  • (少なくともWordPressサイトは)エックスサーバーよりmixhost/ConoHa WINGのほうかちょっと速そう。ただし、明らかに体感できるような差はなさそう。
  • (少なくともWordPressサイトは)mixhostとConoHa WINGでは速度の差はあまりない。もしかしたらConoHa WINGのほうがちょっとだけ速いかもしれないが、おそらく体感できる差ではない。
  • mixhostはたまにサーバーが落ちたりするなど、安定性にかけるところがある、エックスサーバーは安定感がある。

まとめ

今回の調査や、実際に使っている人の評価(+僕の印象)をまとめると、以下の様になるかと思います。

さくらのレンタルサーバとりあえず費用を抑えてWordPressブログを始めてみたい人に良さそう
エックスサーバー速度と安定性が両立したサーバーを使いたい人に良さそう : 安定性重視
mixhost先端技術を貪欲に取り入れて進化を続けるサーバーを使ってみたい人に良さそう : 速度最優先
ConoHa WING速度と安定性が両立したサーバーを使いたい人に良さそう : 速度重視

現時点での速度・安定性を考慮して、僕はConoHa WINGに乗り換えることにしました。



追記 : 実際にWordPressをCohoHa WINGに移転した方法

実際にWordPressをさくらサーバーから、ConoHa WINGに移転しました。当ブログも現在ConoHa WINGで動作しています。

サーバー移転の方法については、以下の記事にまとめました。

WordPressのサーバー移転方法 : さくらからConoHaへ(おそらく他サーバーでも適用可)
当ブログともう一つのキャンプブログ(カニキャンプ)のサーバーをさくらのレンタルサーバからConoHa WINGに移転しました。 SSL化したWordPressで、カニキャンプの方はマルチサイト構成です。(当ブログはkanicampのサ...

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